- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
最近,工藤勇一氏の本にはまっております。
工藤氏は,元 麹町中学校の校長で,様々な学校改革を推進してきた方として有名です。なんとなく「民間出身の校長」のイメージがありますが,実はそうではなく,元々中学校の教員で,そのあと教育委員会でお勤めになられ,校長職を担っておられた方です。
大胆な教育改革が有名ですが,その改革の中でも,やはり「子供たちが様々な行事や場面で大活躍している改革」というところが,私はすごいと思っています。そりゃ視察に行きたくなりますよね。
その真髄が書かれているのが本書だと思うのですが,個人的にポイントは2つあると思っています。
(1)とにかく子供ファースト
「何かを判断するときの優先順位は一に子供たちのため,二に保護者のため」(p.114)
この言葉が表すように,前例や見栄にとらわれず,全ての判断基準を「子供」においていることによって,ぶれない教育改革が実現されていると感じました。わかっているけど,それがなかなかできないことでもあると思うのですが,とにかくそれが徹底されているように感じます。
(2)最上位目標の共有
目的は何か。
この共有なくしては,何もできません。逆にいうと,この共有がなされていれば,その後の手段は様々に考えられます。学校経営でも,学級経営でもきっと同じです。また,これはあらゆるコミュニティでも同じではないでしょうか。
実に哲学的な考え方だなぁと感じます。
本の内容やその一節が心に残る本というよりも,工藤氏の考え方に感銘を受けた本となりました。
いや,ほんますごいな〜。
コメント
コメントを投稿