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坪田耕三先生は,著書『算数楽しく授業術』の中で次のように述べておられます。
私は,文章の問題を4つの文に区切って書くことにしている。第1文は「状況」,第2文は「条件1」,第3文は「条件2」,第4文は「求答事項」である。(p.16)
坪田先生をセミナーでお迎えしてお話を聞いたことがありますが,確かその時は,「文章問題は3文構成だよ」と聞いたように記憶しています。この3文と4文の違いは,条件の数だと捉えれば次のように整理することができます。
ちょっとスッキリしますね。私は坪田先生の教えを上記のように捉えています。例えばこの構造がわかっていると,次のような対応ができます。・それぞれ改行してかく
・一行ずつあけてかく
たったこれだけの手立てで,正答率がかわるという研究結果もあるようです。
実際の教科書の問題を例に,ちょっと書いてみましょう。
どうでしょうか。
算数が苦手と感じている子供たちにとって,たったこれだけの工夫で随分と違って見えるのではないでしょうか。簡単なことですが,意外と抜けていることでもあります。子供の理解を促すためにも,小さなことですが気をつけたいところです。
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