012 学習者用デジタル教科書ビューア(プラットフォーム)の未来

 デジタル教科書を見るための「ビューア」と呼ばれるものがあります。

例えば,東京書籍さんの教科書は「Lentrance(レントランス)」さんで,啓林館さんの教科書は「超教科書」さんで,光村図書さんの教科書は「まなビューア」さんといった感じです。

つまり,A社はaビューアと対応が決まっているのですね。

でもね・・・このままだと困るんです。

だって,使用者の児童生徒は

算数は「超教科書」,社会科は「まなビューア」,外国語は「レントランス」みたいにバラバラになるのですから。もちろん,操作性もビューアによって異なります。

もっというと・・・そもそも登録作業も登録に必要なデータも登録方法も違っていて,結構大変・・・。

デジタル教科書の普及促進に向けた技術的な課題に関するワーキンググループ(第2回)配布資料」より

そこで,ある程度,一定の標準化を図ろうと,ワーキンググループで話し合いがなされているようです。

デジタル教科書の普及促進に向けた技術的な課題に関するワーキンググループ(第3回)配布資料」より

個人的には,プラットフォームとなる「ビューア」は各社共通になっていればいいなと思います。つまり,自治体によって,算数はA社を選び,ビューアは「b社」を選ぶといった感じで。
こうなると,子供たちは同じプラットフォームで全ての教科書を見ることができますから。


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