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今回は奈須正裕先生の著書『個別最適な学びと協働的な学び』(2021),株式会社東洋館出版社.から書いてみたいと思います。
たくさん大切なことも書いているし,大変楽しく読むことができました。中でも好きな一節は以下です。
したがって,普段の授業でも新しい単元に入る時には,子どもたちと一緒に一度教科書を単元の最後のページまで眺め,どんな内容を学ぶのか,そのためにどんな活動に取り組むのか,最終的には何がどのようにわかったりできたりするようになればよいのか,何時間くらいで学び進める予定なのかといったことを,まずは教師の思い描きとしてはっきりと提示することが望まれます。すると子どもたちから,さまざまな「だったらこうしたい」という意見が,次第に出てくるようになるに違いありません。(p.128)
意外と授業者って,ネタバレになる感じが出るからか,なんとなくその単元の先のページを見せたりしませんよね。でもね,「どうすれば子供たちに力を付けることができるか」という観点から考えると・・・先に全体像を見せたほうがいいのではないでしょうか。私も以前,そのような提案のもと,6年生算数で提案授業をしたことがありますので,この一節が刺さりました。学びは子供たちと創っていく!という感じがしますね。
教師がコントロールする授業から,学びをどんどん子供たちの手元に渡していきたいものです。
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