008 指導案って何のため!?

 今年度,校内研修講師やちょっとした講演などでたくさん学校や研究グループへの指導をさせていただきました。

数えてみると,

●算数・数学関係・・・18回

●ICT関係・・・21回

結構な数になりました。

そんな中で,次のような依頼も頂戴しました。

「指導案の書き方を教えてほしい」

といったものです。

これ,なかなか難しいです。何せ,教科によっても違うし,自治体によっても違います。また,各種授業研究会で私もたくさん指導案を書いてきましたが,その場その場でやっぱり書き方は違ってきます。全国統一のフォーマットなんてものはないのですね。

ただ,ブレちゃいけないこともあります。共通するものといってもいいかもしれません。

そこでまずは,こんなことを考えてもらいました。


 みなさんだったら,なんと答えますか?

少し聞いてみると,

 ・本時の目標を達成するため

 ・授業者のやりたいことが明確になるから

 ・単元全体のつながりが見えるから

などの意見が出ました。

ただ,上記はどれも「授業者」目線です。一方で,「他者(参観者)」の視点もありますね。


形式ばかりにこだわった指導案検討は本末転倒です。

「自分(子供)のためにもなり,他者のためにもなる」

そんな指導案を書きたいものです。

ちなみに・・・個人的には,「読みたくなる指導案」が好きです。

 

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