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「評価規準」と「評価基準」の違いが,今の僕にははっきりと説明することができません。
今の僕のイメージは・・・こんな感じです。
僕の周りでは,皆さん当たり前のように,いわゆる「規準(のりじゅん)」とか「基準(もとじゅん)」と言いながら使っておられるのですが,僕は実はついて行けていません。そして,これまで僕はその議論から逃げていたように思います。
#だってはっきりわからないんだもん
そして,どの資料を見てもやっぱりすっきりしない・・・。
ちなみに,田村学先生の『学習評価』には次のような一説があります。少し長いですが引用して整理してみます。
評価規準は,「規準(のりじゅん)」「クライテリオン(criterion)」などとも呼ばれ,「何を評価するか」という質的な評価を意味する。観点別学習状況の評価を進める中で使用されるようになってきた。一方,「評価基準」は「基準(もとじゅん)」「スタンダード」などとも呼ばれ,「どの程度であるか」という量的な評価を意味する。(田村学(2021),『学習評価』,p109,株式会社東洋館出版社.)
「規準(のりじゅん)」・・・質的な評価
「基準(もとじゅん)」・・・量的な評価
と整理されているのですね。
続けて,このようにも記述されています。
実際の評価では,両者が一体となっている。文部科学省や国立教育政策研究所が使用している評価規準についても,A,B,CのB規準(おおむね満足できる状態」を表すものとして位置付けられている。評価基準は,より階層化し,一つ一つの姿を微細に定めることを試みようとしていると考えることができる。(田村学(2021),『学習評価』,p109,株式会社東洋館出版社.)
両者が一体!?という感じで,この辺りから僕の理解が追いつかない。とどめはこうなのだ。
なお,本書においては,文部科学省ならびに国立教育政策研究所が使っている評価規準の考え方をベースにしていくこととする。(田村学(2021),『学習評価』,p109,株式会社東洋館出版社.)
これによってこの本では,「規準」という言葉が使用されている。
あれ?文科省は「基準(もとじゅん)」って使っていないのね!?と。
ところで,田村氏は「評価基準(もとじゅん)」について,五段階や四段階に階層化するなどしてルーブリックを作成する考えもあると述べておられる。これが僕のイメージとも繋がっているのだが・・・。
少し整理してみたのですが,やっぱりはっきり理解できていません。
もっとはっきりと説明できるようにしっかり学びを進めたいと思います。
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