045 OECD PISA調査1

 2022年は,OECDのPISA調査が行われる年でもあります。

ちなみに2022年度は,「数学的リテラシー」を測る調査となっています。

OECD生徒の学習到達度調査(PISA)より(国立教育政策研究所)

PISA調査の目的は次のとおりです。

PISA 調査の目的は,義務教育終了段階の 15 歳の生徒が,それまでに身に付けてきた知識や技能を,実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるかを測る事にあります。(OECD生徒の学習到達度調査(PISA)パンフレットより)

結果は2023年に公表されるようですが,前回の数学的リテラシー調査においては,日本はOECD加盟国中トップの結果でした。


 一方で気になる点もあります。

それは「ICT活用調査」です。

2018年の調査では,学校の授業におけるデジタル機器の利用時間では,OECD加盟国中最下位でした。とは言え,使っていないわけではないのです。日本の生徒は,学習でデジタル機器は使わないけども,ゲームやチャットでは,たくさん使っていて,OECD加盟国の平均よりも大きく上回っているという結果が出ているのです。


この度のGIGAスクール構想にともなる,学校でのICT活用によって,これがどれくらいOECD平均に近づくか・・・個人的には楽しみにしているところです。ちなみに,「使うこと」が目的ではないことは重々承知しております。しかし,使えなければそもそも問題が解けない・・・という側面もあります。この点については次回に。


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