047 公立高校入試問題から考える

 先日,公立高校の入学試験が終わりました。

翌日の朝刊には問題が掲載されています。この入学試験問題は,中学校の先生はもとより,小学校の先生も,ぜひ見ておくことをお勧めします。

「今でも解けるかな〜」と遊び心で問題を解くもよし(抽象→具体),「どんな問題傾向なのかな〜」と分析思考で見るもよし(具体→抽象)です。


ところで,問題ページ以上に大事だなと個人的に思っている部分があります。

それは,「県教育委員会」のコメント記事や「出題傾向分析」の記事です。


例えば「県教育委員会」のコメントでは,次のようなキーワードがあります。

国語:文章と資料から必要な情報を読み取る力,条件に合わせて記述する力

数学:平均値や文字式で考察

社会:複数の資料から,近代の政治や経済の進展

理科:ニュースで取り上げられる火山や地震を題材

英語:適切な応答,質問をまとめる力


また,「出題傾向分析」の記事では次のような記載があります。

国語:科学技術に関する文章を読解する力は今後も必要

数学:領域横断的な問題,問題文を読み取る力,粘り強く試行錯誤

社会:複合的に考える必要がある問題

理科:全体的に表やグラフが多用され,それを活用

英語:読み取った記事の内容を理解し,要約し,表現する力

※下線及び太字は筆者 

これを見ると,共通するものが見えてきます。

キーワードは「読解力」と「複合的に考えること」です

ここから逆に考えると,これらの力が今,求められるということでもありますね。

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