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いよいよゴールデンウィークですね。コロナ禍により,GWの過ごし方も大きく変わってきたところもありますが,みなさんのご予定はいかがでしょうか。
さて今日は,行動経済学から考える第1回目,「現状維持バイアス」についてです。
題して・・・
現状維持バイアスを乗り越えてGIGAスクール構想を推進せよ!
です。それでは,いってみましょう!
みなさんの職場にこんな方,いらっしゃいませんか?
「今はGIGAブームだけど,アナログも大事だ。私はデジタル推進よりアナログを優先する」
「今更授業にデジタルを取り入れるなんて,ちょっとついていけない」
「ICTなんて使わなくたって授業はできる」
ICTとアナログの二項対立の構造になってしまうとこんな風になってしまいます。ただ冷静に考えると・・・子供たちが将来生きる世界にICTなしは考えられません。もちろんこれからの教育においてICTなし,つまりアナログオンリーというのはあり得ないことです。子供たちのためになりませんから。
そんなことみんな頭ではわかっていても,上述したような人っておられますし,そのような場面に出くわすことって・・・ありますよね。
でも待ってください!
これって「現状維持バイアス」かもしれません。
アメリカの調査実験で,画像のようなものが行われました。デフォルトでどちらか一方の保険が設定されているのですが,デフォルトの保険は変更することができるにもかかわらず,どちらの保険も8割ほどの人は変更しなかったというものです。
つまり,現状維持バイアスによって,人は無意識的に「初期設定を維持したい」「変化することは損失」と考える傾向が生まれるといったものです。
GIGAスクール構想はどうでしょうか。
「生徒にICT端末を使わせる」といった新しいことにも,この現状維持バイアスがかかり,今の授業のままで・・・と考える人が多くてもおかしくありませんよね。
これを打破するには・・・
1)第三者の声を届ける
書籍,講演会,教育委員会などからの声
2)小さな変化の繰り返し
大きな変化には抵抗が示されるので,小さな変化を繰り返していく
3)メリットの実感
数値で示す,時間短縮が感じられるなど
この3点がポイントになると思います。
頭の片隅において,取組を進めてみてはいかがでしょうか。
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