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「やわらかく,考える」とタイピングするんだけど,なぜか何度も「やわからく」とミスタイピングしてしまいます。僕だけでしょうか・・・。
さて,今日は,外山滋比古さんの著書,『やわらかく,考える』を読んで,僕のハートに「ぐさっときたベスト5!」を紹介したいと思います。この本は,外山さんのこれまでの著作から「柔軟に物事を見るヒント」となるような箇所が抜粋され,まとめられた本なのです。ということで,早速発表いたします!
第5位:タイトルはひとひねり
「内容を正直に伝えるのが同調的ならば,ひねったものが不同調である。芸術的効果をねらうような時には,まず不同調の表題がつけられるのが普通である。」(p.141)
今回のブログのタイトルはいかがでしょうか?不同調になっているかな。
意識したいポイントです。
第4位:失敗こそ幸運の女神
「われわれは不幸,失敗の足りないことをこそおそれるべきである。傷ついてうまくなったりんごの教訓は貴重である。」(p.163)
失敗をおそれず,チャレンジしていこう!と改めて勇気をくれた言葉!
第3位:比べてみると見えてくる
「旅行者が未知の土地について,すぐれた観察や発見をすることがすくなくない。旅行者の目が曇っていないからであるが,さらに,旅行者は土地の人とちがって,ほかとの比較ができるからである。」(p.91)
「比較」は新たなものを生み出すポイントですね。
第2位:「ここだけは」の精神を持つ
「大切なところだけ,なるべくはっきり,相互の関係に気をつけながら書く。」(p.138)
ついついダラダラと書いてしまいますが,本質はこれですよね。「なるべくはっきり」,ふむふむ。改めて,この一文の破壊力の凄さを感じます。
第1位:一直線の道は退屈
「ドライブ・ウェイが一直線に伸びていたりすると運転者はかえって運転を誤りやすいと言われる。適当な曲線の変化があった方がよい。」(p.79)
確かに!それにしてもこの表現,素敵だな〜!僕は高速道路の運転が苦手なので,これは理解しやすかった!
ということで,ベスト5を書いてみました。もちろん,今の僕に「ぐさっと」きたものなので,時期を変えて再読するとぐさっとポイントは変わってくるのだと思います。味わい深い,スルメのように噛めば噛むほど味のする一冊だと思います。
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