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学習者用デジタル教科書実証事業が来年度も行われる予定です。
下図は,文科省が公開している令和5年度の予算案です。
「算数・数学」の導入については,以前からワーキンググループで検討され,「導入するなら算数・数学」という方向が議論されていました。
僕は,算数教育を中心に研究をしているので,ここは非常に興味があります。
ただ,ここ2年の学習者用デジタル教科書実証事業の様子を見ていると,一つ大きな転換をしないと学習者用デジタル教科書の活用が進まないことが見えています。
それは
学習者用デジタル教科書は子供が使う!
ということ。
当たり前のようなのですが,ここがなかなかうまくいかない。
どうしても教師の指示で使う場面を指定したり,そんなの必要ないでしょと教師が決めてしまったりするのですね。
これでは活用は進みません!
使う場面を考えるのも子供ですし,そもそも紙を使うかデジタルを使うかを判断するのも子供です。この大きな考え方の転換が必要です。
今の自分の授業に必要かな・・・と考えた時点で活用は進みません。
まずは,子供たちにきちんと届ける。つまり,使い方を伝える。
その上で,自由に使わせることが必要です。
初めは色々な機能に目がいくでしょう。でも目新しさは初めだけです。そこを乗り越えると,新時代の授業が幕をあけるはずです。授業のアップデートが必要なのではないでしょうか。
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