149 マラソンは人生と似ているよね

「人生はマラソンだ」

なんて名言がありそうですが(あるのかどうか知りません), ほんとそんな感じかもしれないなと思います。

僕は趣味でマラソンをしています。マラソンを走ると決めた時に,自分の中で目標タイムを設定しました。4時間切りです。いわゆる「サブ4」と呼ばれるもので,ランナーが目指す一つの壁のようなものです。先日,その目標をクリアできました。

とはいえ,いきなりクリアできたわけではありません。

マラソン大会当日に向けて練習を重ねてきたことはもちろん,その日までの食事管理を含めた体調管理など,スタート地点に立つまでに色々なコントロールをしてきました。それそのものが人生勉強です。

また忘れてはいけないことは,目標クリアするレースまでには,いわゆる失敗レースがあったということです。初めて走ったレースでは,34km地点で足が攣ってリタイアしました。「このまま走っても4時間は切れない」と諦めたんですね。あとで思うと,すぐに諦めずにゆっくりでも走って,完走目指すべきだったと大きく後悔しました。帰りの車の中で無性に悔しかったことが思い出されます。完走しなくちゃ見えないことがあるからです。でも,この経験によって,「足攣り」との向き合い方を学びました。

また,レース序盤の混雑によって,大きくタイムロスする経験もしました。1kmで7分もロスしたんですね。結果,このロスも大きく響き,目標達成することはできませんでした。

いずれもそこでやめていたら,僕にとってのマラソンは「失敗」になっていました。でも,続けたからこそ,これは「失敗」ではなく「経験」になったんだと,今振り返ると思います。

きっと,人生もそうなんだろうなぁと思う今日この頃です。


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