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日野田直彦(2023),「東大よりも世界に近い学校」を読みました。これは面白い!!
本を読んだ時の「面白い」には2つの意味があると思います。
一つは,「ためになって面白い」です。読書からの気づきや学びが多い本ですね。そしてもう一つは,「エンタメとして面白い」です。例えば漫画や小説などに多いように思います。
この本はというと・・・その両方を兼ね備えている!早く続きが読みたくて読了までうずうずしちゃいました。
さて,改めて「教育は何のためにあるのか?」と考えてみたいです。
日野田氏は次のように述べておられます。
教育は子どもたちが自立し,幸せになるためにあると思っています。本当です。学校を卒業して社会に出てから,自立して幸せな人生を送れるように,子どもを育てるのが教育の役目だと思っています。(p.25)
なるほど納得です。これ以上の上位目標はないかもしれません。この辺りも,日野田氏は哲学者だな〜と思います。哲学的な要素があるところは,工藤勇一氏の著書と通じるところがあるように感じます。
また,働き方改革につながる一節では次のような言葉がありました。僕が好きなところです。
そのような無駄な仕事や手間を少なくするために,先生たちには会議などことあるごとに
「まずは家族を大事にしましょう。」
「自分や家族を幸せになできないと生徒を幸せにすることはできませんよ」
と伝えました。(p.63)
いいでしょ,これ。僕もこう言える人でありたいです。
この本を通して,
・学習の本質って何?
・オーナーシップを育てよう
・世界基準で考えてみよう
・あなたはどうしたい
と問いかけられ,考えさせられます。いかに自分が狭い視野の中で生きているのか・・・もしかしたら,そんな狭い視野が,子どもたちの可能性を潰してしまっているのではないかと怖くなりました。
おすすめの一冊です!
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