153 教育活動が戻る!?

 今朝の新聞の1面の見出しは以下のようなものでした。

「コロナ5類移行 正式決定 〜来月8日,特別対応終了」

(神戸新聞朝刊,2023.4.28)

3年前から新型コロナウイルス流行により,あらゆる社会活動が制限されました。教育活動も例外ではありません。マスクにより子供たちの顔から笑顔が減りました。少なくとも,「見える笑顔」はマスクにより半分になってしまいました。運動会や音楽会も,これまで通りに行うことはできませんでした。入学式・卒業式ですら,様々な制限のもと実施されてきました。

しかし,この度の5類以降によって,ようやくこれまでのような教育活動に戻すことができます。実際,今年度からは3年前のように戻す計画で動いている学校が多いと思います。

ただ・・・僕はこの「戻す」という言葉には違和感を感じています。

「戻す」だけでいいのか!?と。

そうではなく,この3年間で培われた様々なことを反映させていくべきだと思うのです。

例えば,この3年でICT活用が急速に普及しました。もちろん,ICT活用で全てがカバーできたわけではありませんし,ICT活用によって十分なことができたわけではありません。でもね,保護者にとっても子供にとっても学校にとっても,便利になったこともあるでしょ?それをうまく反映させるべきだと思うのです。個人懇談会も,「オンライン希望」すれば,オンラインでもOKなんてことだったらできそうじゃないですか。

うまく,これまでの経験を活かしながら,3年前にただ戻すだけではなく,新しい教育活動の姿が提案できると素敵だなと思います。



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